肌のたるみ解消:リフトアップ手術の全て

フェイスリフトでたるみ解消:たるみ,解消

頬のたるみ改善にはフェイスリフトが適しています。「ミッドフェイスリフト」、「頬・頚部リフト」があります。

■ミッドフェイスリフト

アプローチする深さによって以下の2種類の方法があります。
(1) Subperiosteal midface lift(骨膜下リフト):
側頭筋深筋膜上により頬骨弓に至り、頬骨弓骨膜を上縁で切離して骨膜下に大・小頬骨筋起始部を越えて剥離を進める。梨状孔縁、上顎骨で骨膜を切り離し頬骨筋起始部ごとに引き上げます。
(2) Composite rhytidectomy(複合リフト):
前述したように中顔面のSMASを用いて引き上げる方法です。下眼瞼からの剥離はSOOFの層で行ないます。

側頭部における皮膚切開は毛生え際切開を多用し浅側頭筋膜上で剥離を行ないます。この層は前頭枝を含まないので頬骨弓を越えてzygomatic ligamentの切離が可能です。眼輪筋の外側縁でSOOFの層につながり、そこから大頬骨筋膜の起始部を確認しながら筋体と脂肪層の間を口唇に向けて剥離します。Malar fatの引き上げに抵抗を感じる場合は上唇挙筋の方向に剥離を進めてmalar fat との接合部を剥離すると挙上が容易となります。その後SOOFからmalar fatを吊り上げることがミッドフェイスリフトではもミッドフェイスリフト

■頬・頚部リフト

従来から行われてきたSMAS法は簡便で安全な手術法ではありますが、頬部(特に鼻唇溝)に関してはその効果の程度、持続性に関しては限界があります。その理由はSMASと大頬骨筋との結合部における解剖学的関係、retaining ligamentの存在によるためです。
SMASを耳前部だけで引き上げ効果を出すには、東洋人のような頬骨、エラが張っている顔面骨格をもつ人種には難しく、そこで当院では頬骨隆起部(malar eminence)を境にSMASに対する引き上げ固定法を2つに分けて考えています。SMAS前方部(頬中央部)ではSMAS plicationを行い、SMAS後方部(耳前部)ではSMASectomyを行います。次にretaining ligamentを切離することにより皮弁の可動性がよくなり、後上方への引き上げ効果は大きくなります。しかし、切開創での縫合のみで引き上げた皮膚を支えることにも限界があります。切離したmasseteric ligament、zygomatic ligamentを皮弁引き上げ位置でSMAS側に固定することにより創部緊張が緩和され、傷が早期から目立たず効果の持続性改善にも役立ちます。手技は多少煩雑ではありますが、その安全性、効果を考えた場合には大変すぐれた術式です。
頬・頚部リフト

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